最終更新日:2022年6月1日
遠藤医療安全部長からのご挨拶
医療においては患者さまの不利益(リスク)と利益(ベネフィット)が必ずあります。たとえば、採血をすると痛いけれど、その結果によって診断や治療に結びつくといった場面が考えられます。この例のようにリスクとベネフィットのバランスをとることが重要です。
医学の進歩にともなって医療も高度化がすすみ、従来よりリスクの高い手技も増加しています。一方で、医療を受けるのも人、医療を提供するのも人であることは昔から変わりがなく、そのなかで予期せぬ事態が発生したり、期待した結果が得られないことを皆無にすることはできません。そのような状況においてもその影響を最小限に食い止める取り組みを行うことで、私たち医療安全部は、当院の基本理念の一つである「納得・安全・チーム医療」に貢献したいと考えています。