教育部 教育・研修センター

教育部研修・教育センターの概要特色

病院運営の基本方針の1つである、医療水準向上のための「教育、臨床研究、自己研鑽」を支援することを目的としている。

初期研修プログラム概要

初期研修プログラムは、救急部門の拡充を得てプログラムの見直しを行いました。

初期研修 1年目プログラム

最初の1年間は内科7ヶ月(循環器内科呼吸器内科消化器内科神経内科腎臓内科血液内科糖尿病・内分泌内科)を2科2ヶ月ずつ、救急部門①3ヶ月(ER総合内科麻酔科)、外科2ヶ月をローテートします。

初期臨床研修医1年目プログラム

初期研修 2年目プログラム

2年目は小児科2ヶ月、精神科1ヶ月、地域医療1ヶ月に加え、力がついてきたところで発展的な救急部門②3ヶ月(救急科麻酔科)を新設しました。残り5ヶ月は当院を含む兵庫県立病院群での選択研修を行います。このプログラムにより、広範な領域の研修と、初期研修医の成長に合わせたプライマリ・ケアや救急対応能力の涵養を目指しました。募集は公募で、学業成績、小論文、面接試験、筆記試験を行い総合的評価でマッチング順位を決定しています。

初期臨床研修医2年目プログラム

後期研修プログラム概要

初期研修終了後は後期研修プログラムを用意しております。後期研修は原作ストレート研修です。3年間を前提としていますが、専門医取得のためさらに2年研修可能なフェロー制度を用意しています。現在、2017年スタート予定の新たな専門医制度への対応を進めております。後期研修修了後の進路は、当院スタッフ、大学院進学、他病院スタッフなど各自の希望より病院としてもサポートいたします。公募で面接試験を行います。

教育支援のためClinicalKeyⓇDynaMedⓇMEDLINE CompleteⓇ、新たにCochrane LibraryⓇなどの電子媒体のほか雑誌をメディカル・ライブラリーで利用することができます。

「臨床研究」支援

病院運営の基本方針である、医療水準向上のための「教育、臨床研究、自己研鑽」に則り、兵庫県立尼崎総合医療センターから世界の診療を変えるような研究を発信することを目的として2014年4月に組織されました。クリニカルリサーチセンターの下部組織として、3名の医師が兼任で所属しております。 現在、臨床研究のための「研究提案書作成連続ワークショップ(PROTOCOL)」および、「系統的レビューのための研究計画書作成連続ワークショップ(SRWS)」を多職種対象として定期的に開催しております。また、2015年8月には、コクラン日本支部のサポートを得て、診断精度研究に関する系統的レビュー実施のためのワークショップを開催いたしました。詳細はhttps://goo.gl/ndj3Jfをご参照ください。

これまでの研究支援の実績としては、英文誌へのoriginal article 1報、case report 3報、letter 6報、国際学会発表4報、国内誌への短報2報、国内学会発表4報となっております。

みなさん、ぜひ一緒により良い医療の実践のための研究をしましょう。

スキルラボ

4階別棟の教育エリア内に位置します。各種シミュレーターが設置されております。スキルラボでの個別あるいはグループでの研修が可能ですが、物品管理システムで貸出し手続きをすれば、院内の各現場での研修も可能です。

教育研修室

4階別棟のスキルラボ隣に位置します。30人規模でのレクチャーが可能です。看護学生から医師研修会などで利用されており、施設予約システムで予約利用することになっています。教育研修室とスキルラボを一連で使用することも可能であり、蘇生トレーニング・コースの開催や60人規模のレクチャーも可能です。

キャリア形成支援センター(仮称)

従来、研修・教育センターは、「医学生臨床実習の支援」や「初期研修プログラムの総合的支援」が主務でしたが、2017年度開始予定の新たな専門医制度では、各領域の「専攻医プログラム」が作成され、院内外の専攻医が院内いたる所で研修することになります。限られた時間で実りある臨床研修を行うにはサポート体制が必要と考えています。マグネット・ホスピタルとして「医学生から専門医まで」そのキャリア形成を総合的支援するセンターの設置準備を進めています。