小児救急集中治療科

病院前診療から集中治療まで シームレスに小児救命救急医療を提供

兵庫県立尼崎総合医療センターは、人口約175万人の阪神南北医療圏における小児救急医療の中核的な役割を果たしており、平成29年4月1日には、全国で13番目の小児救命救急センター指定を受けました。

小児救命救急センターには、小児科・小児救急集中治療科医師が常時待機し、疾患の内容を問わずあらゆる小児救急患者に対応しています。また、8床の小児集中治療室(PICU)を有し、どのような重症患者にも対応可能です。

当科は、小児ドクターカーを用いた病院前診療も担当しています。病院前から小児重症患者に対して診療を行い、その後PICUにて集中治療を行います。更に一般病棟に出たあとも、退院までのサポートを小児科各グループと協働して行っています。この一連の流れをシームレスに(継ぎ目なく)提供していることが当院の小児救命救急診療の大きな特徴です。

小児救急集中治療科2つの特徴

診療体制

PICU(小児集中治療室)には、一般小児科とは別に専属医師が配置されています。また、休日時間外においても専任の当直医師を配置し、24時間体制で重症小児患者の受け入れから集中治療を行うために必要なスタッフと医療機器を配置しています。

小児重症患者が搬送された場合は、救命救急センターにおいて各診療科と連携し、救命救急治療を行います。多数の診療科を有する総合病院であるからこその幅広い対応能力が特長です。