女性ヘルスケア外来

女性ヘルスケア外来のご紹介

婦人科医と内科医で支える女性ヘルスケア

女性ホルモンの分泌量に伴い、女性の生涯は思春期、性成熟期、更年期、初老期、老年期と進みます(女性のライフステージ)。女性ホルモンは体調や健康に大きく関わるため、各ライフステージにおいて注意しておかなければならないことも変化します。例えば思春期や更年期はホルモンバランスの乱れから愁訴が出現しやすい時期、妊娠、出産、育児をする性成熟期は、月経随伴症状、内膜症、筋腫、不妊などの悩みが多い時期です。平均寿命が男性80才以上、女性85才以上となり、超高齢化社会を迎えた今、家庭に留まらず、社会での働き手としても期待される女性の元気がこれまで以上に期待される時代です。女性ヘルスケア外来が、そんな貴女の一助になれたら嬉しく思います。

産婦人医の立場から

産婦人科部長 田口奈緒

女性ホルモンが自分の体調にどのように関わっているのかを正確に理解している女性は多くはありません。また、現代社会は女性のあり方が多様であり、それゆえのストレスが逆に女性ホルモンに影響を与えることもあります。女性ヘルスケア外来では月経関連のお困りごと、体調不良、更年期の悩みなどについて通常の外来よりもゆっくりとお話をうかがうことができます。ぜひご利用ください。産婦人科的診察や検査を必要とする場合、産婦人科外来再診して頂く場合がありますので、ご了承ください。

漢方内科医の立場から

漢方内科医長 田中 裕

毎月訪れる月経周期でわかるように、女性ホルモンは1ヶ月の中でも大きく変動します。その影響で女性の自律神経バランスは非常に乱れやすく、愁訴の原因になります。特に思春期、更年期の女性はこの傾向が強く見られます。内科的立場からみると、更年期以降は生活習慣病(高血圧、肥満、やせ、糖尿病、脂質異常症、骨粗鬆症)の出現時期と重なり、身体症状への対応と、症状に乏しいこれら生活習慣病への対応が重なり、非常に大事な時期です。更年期には、更年期症状へ対応していくと同時に、生活習慣病の発見から精査、治療を行い、心筋梗塞や脳梗塞の予防に繋げる事がとても大切です。漢方内科医として、漢方薬による更年期症状への対応と共に、内科薬での生活習慣病への対応を適切に行い、皆様がご自分の更年期を乗り越え、健康長寿を目指していけるような外来にしたいと思います。症状、年齢問わずご相談ください。

外来予約

お電話で御予約ください。

産婦人科 田口 奈緒 医師 第1、3 水曜日 14:00〜、15:00〜
漢方内科 田中 裕 医師 毎週火曜日 14:00〜、15:00〜