負荷心エコーおよびマイクロバブル心エコー

負荷心エコー

弁膜症や閉塞性肥大型心筋症などの患者は、時に、安静時の心エコー検査と自覚症状が解離し、治療介入が正しく行われないことがあります。当院における負荷心エコー法は、自転車エルゴメーターによる運動負荷やハンドグリップ負荷、あるいは低容量ドブタミン負荷など、各種負荷を使い分け、重症度を正しく診断し、侵襲的治療の適応を決定します。

マイクロバブルテスト

また、塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)の中に卵円孔開存症(PFO)による奇異性塞栓症が約7%含まれるとのデータがあり、PFOを正しく診断するには、経胸壁あるいは経食道心エコー下にマイクロバブルを静脈投与し、右房→左房の短絡を証明する必要があります。当院では積極的にマイクロバブルテストを実施しています。