放射線部の業務と特色(CT部門)

CT部門

CT検査とは?

CTとはコンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略でエックス線を利用して、身体の断面画像を撮影する検査です。全身の検査が可能で体内の様々な病巣を見つけるための検査です。当センターには320列CTが1台、64列×2管球CTが1台、64列CTが1台の合計3台のCTを備えています。特に320列CTや2管球CTでは短時間で広範囲が撮影でき、心臓や大血管の描出に優れています。

検査方法

  • 単純CT検査:造影剤を使用せず撮影します(検査時間は5~10分程度)
    腹部CT検査は食後3時間以上あけてください。
  • 造影CT検査:造影剤を静脈から注射して撮影します(検査時間は10~20分程度)
    部位に関係なく食後3時間以上あけてください。また、水分制限のない方は検査前および検査後に水分を摂取していただきます。(詳しくは造影CT検査説明書をお読みください)。

造影剤とは一般に「ヨード造影剤」と呼ばれるもので、静脈に注射しながら撮影します。血管の走行、小さな病変、正常な臓器との鑑別など、より正確な診断が可能となります。

造影剤の副作用

造影剤が注入されると身体が熱く感じることがありますが、これは正常な反応なので特に心配はありません。
軽度の症状としては、くしゃみ、吐き気、嘔吐、かゆみなどですが、ほとんどの場合はすぐにおさまります。ただ稀に血圧低下や呼吸困難などの症状が出る場合があります。過去に造影剤で副作用があった方や腎機能障害や喘息の既往がある方は検査前に医師にご相談ください。

その他注意事項

  1. 普段から服用されているお薬がある場合は、あらかじめ担当医師にご確認・ご相談ください。
  2. 検査当日はできるだけ金属などの付いていない服装でお越しください。
  3. 検査終了後の制約は特にありませんので、普段通りの生活をしてください。