感染対策チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

部会長ごあいさつ

薬剤耐性菌の脅威

1940年のペニシリンの発見以来、人類は種々の感染症を打ち負かしてきました。しかし、今なお治療の困難な感染症もあります。さらには、これまで抗菌薬で容易に治療可能であった微生物が、薬の効かない耐性菌に変化していくことが世界中で問題となっています。

感染対策活動の車の両輪"ICTとAST"

薬剤耐性菌への対応は、①生み出さない、②周りに広めない、の2点が重要です。以前から活動していた感染対策チーム(ICT)とならんで、平成30年度からは抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が発足しました。
耐性菌を作らないように抗菌薬をより効果的に用いることを目指すASTは、いわば攻撃チーム。一方、発生した耐性菌が蔓延しないように封じ込める守備チームがICTとなります。当然、攻守一体となって感染対策にあたることが重要です。

力を合わせて取り組む

ICTもASTも看護師、薬剤師、検査技師と医師が中心になって力をあわせて取り組んでいます。また、マスクの着用や手洗いの励行などは、病院職員だけでなく患者さんや面会の方も含めて、病院全体で取り組む問題でもあります。
ご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、ご理解のほどお願いいたします。